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こども声優劇団

アフレコ

業務用のスタジオにてアフレコ収録及&スチール撮影を行います。
音声&写真DATAは配布します。

3期 アフレコ|BA公 AKIBA公演快舌!アキバの侍-THE BATTLE OF AKIBA-SAMURAI-


CAST

 こども声優劇団  こども声優劇団  こども声優劇団  こども声優劇団  こども声優劇団
板野愛枝 伊藤理奈  大津良子 大津由紀 生井さやか
ボイス収録はこれで3回目!やはり緊張しちゃいましたが、三回目の収録、楽しみながら収録ができました。 私は2回目のボイス収録となりました。前回よりはリラックスして出来たようなきがします。前回と違いドラマCD仕様だったので楽しく収録ができました。 今回のヴォイス収録はドラマCDでした。舞台とはまた違って声だけで演じる台詞の難しさを実感しました。マイクを前にすると上がってしまって舌が回らず、思ったように声もでませんでした。プロの声優さんの凄さを身を持って感じました。 今回の収録は、ドラマCDを収録しました。
今回私は、音効をやらして頂きました。
凄く勉強になりました。
効果音一つとっても、こんなにいろんな音が有るんだということを知りました。とても嬉しかったです。

scenario

  尾田惣兵衛(伊藤理奈) 異国の武士。差別により城を追われた身。
野口新之助(板野愛枝) 身分は低い長屋の生まれ。若菊と恋仲
瀧沢若菊(大津由紀) 新之助の幼馴染。幼いころ両親を亡くし、瀧沢家に奉公に出るが、奉公先の息子・彦太郎に見初められ、養子、許嫁となる
瀧沢彦太郎(生井さやか) 瀧沢家の長男。わがままで若菊を我が物にしようとしている。
瀧沢八重(大津良子) 彦太郎の母。彦太郎のわがままを全て許す。
川合清廉(相樂真太郎) 惣兵衛の元に弟子入りに来るが、それには訳が…
01 若菊 「新之助様!」
新之助「若菊!」
若菊、新之助へ抱きつく。
若菊 (息づかい)
   「新之助さま、お母様が私と彦太郎様との祝言の日取りを決めると今朝お出かけになられて…」
新之助「何?!」
若菊 「このままでは、若菊は新之助様と離ればなれになってしまいます」
新之助「わかっている。しかし、今の私では、そなたを迎え入れる事など…」
若菊 「新之助様!なぜでございますか?このまま若菊を放ってしまわれるのですか?」
新之助「……」
02  新之助と清廉が揉めているところへ、尾田惣兵衛がブツブツ言いながら来る。
惣兵衛「うるせえなぁ、こちとら犬じゃねえんだ、惣兵衛惣兵衛ぬかしやがって」
     片隅に座り、町で買ってきたと思われる団子のようなものを頬張り、酒ビンを煽る。
     その様子を若菊が見て二人を止める。喧嘩が収まり、新之助と清廉が惣兵衛を見る。
     惣兵衛、視線を感じる。
惣兵衛「おっと団子食うか?」
     新之助と清廉、そろって惣兵衛の前に土下座する。
新之助「惣兵衛様!」
清廉 「拙者を弟子にして下さい」
惣兵衛「……どうすっかなぁ」
清廉 「さすればこの清廉を!この若造より腕は上でございます」
新之助「私には急ぎ事情がございます!」
清廉 「事情と言えば、拙者も!」
惣兵衛「……へぇ、あんたもかい。(新之助を指し)こっちの若いのは女欲しさに強くなりたいんだろ?」
新之助「き、聞いておいででしたか…しかし、それだけでは…」
惣兵衛「ま、いいじゃねーか、で?お前さんは?」
清廉 「……」
惣兵衛「言いたくねえなら、無理に言う事はねぇが…」
     そこへ、瀧沢彦太郎とその母・八重が現れる。
八重 「若菊、やはりここに!何をしているんですか!黙って出かけるなどはしたない。
若菊 「お母様」
八重 「あなたはもう列記とした瀧沢家の人間なのですよ。勝手な行動はゆるしません」
若菊 「すみません」
八重 「その男のせいですね…」
     八重、新之助に近寄る。
八重 「新之助。あなた、まだ若菊に未練があるのですか?もういい加減に諦めなさい。若菊と我が子彦太郎はもう夫婦になるのです、そなたのような男にうろつかれては瀧沢家の婚儀に難癖がつけられ迷惑です!金輪際若菊とは会わないで頂きたい。いいですね」
彦太郎「さあ、若菊殿、このような小汚いところに居ては着物が汚れます。帰りましょう」
若菊 「嫌です!私、新之助様と離れとうございません」
八重 「若菊、なんて事を」
若菊 「お母様に育てて頂いた御恩には感謝しております。でも、若菊はずっと新之助様をお慕いしているのでございます。後生ですから、彦太郎様との祝言は取りやめにして下さい!」
     八重、若菊の横っ面を叩く。
若菊 「きゃっ!」
彦太郎「母上、お止め下さい!」
八重 「若菊、このようにお前を咎めると彦太郎殿が悲しむので、今まで何度となく留めて来ましたが、今日という今日は許しません。親の無いそなたを受け入れ本来ならば、一生奉公人として終わるところを、娘同然に育て、我が瀧沢家の嫁として迎え入れようとしているのですよ」
若菊 「ならば、私は一生奉公人でもかまいませぬ。新之助様と添い遂げられれば、身分などどうでも良いのでございます」
八重 「奉公人が夫婦(めおと)になどなれるわけが無い」
若菊 「たとえ夫婦になれずとも、心だけ通わせて頂ければ…」
     彦太郎が大声で泣き出す。
八重 「ひ、彦太郎殿!よーしよーし、男の子でしょ、泣いてはなりません。よくも、我が子の心を傷つけおって許さぬ!」
     若菊につかみかかろうとする八重を惣兵衛が止める。
惣兵衛「ババァー」
八重 「ババァーって…無礼な!」
惣兵衛「失礼なのは、どっちだ、人の道場にずかずか上り込んで、サルみたいに騒ぎやがって、もめ事なら外でやってくれ!」
八重 「言われずとも出ていきますよ。このようなところに長居する気もございません。若菊、来なさい、そなたには家に帰ってたっぷりとお仕置きを…」
若菊 「きゃー!」
新之助「お待ち下さい!」
清廉 「待てーい!」
 03 清廉、新之助、彦太郎が並んで木刀を構えている。
惣兵衛がその前を行き来しながら、皆の構えを見ている。

惣兵衛「生麦生米生卵」 
三人 「生麦生米生卵」 
惣兵衛「もっと腰を入れろ!菊、栗、菊栗、三菊栗、合せて菊栗、六菊栗」
三人 「菊、栗、菊栗、三菊栗、合せて菊栗、六菊栗」
惣兵衛「剣先を見ろ!竹屋の竹薮に竹立てかけたのは,竹立てかけたかったから,竹立てかけた」
三人 「竹屋の竹薮に竹立てかけたのは,竹立てかけたかったから,竹立てかけた」
     新之助が途中かんでしまい、その場に倒れる。
惣兵衛「新之助!何してる!立て!」
新之助「はい!」
惣兵衛「がらぴいがらぴい風車、おきゃがれこぼし、おきゃがれこ法師、 ゆんべもこぼして又こぼした」
三人 「がらぴいがらぴい風車、おきゃがれこぼし、おきゃがれこ法師、 ゆんべもこぼして又こぼした」
     再び途中で噛み、新之助が倒れる。
惣兵衛「新之助!お前、稽古でなければ死んでるぞ!」
新之助「はい!」
彦太郎「ふん、口ほどにも無い奴め!」
新之助「くっそー!まだまだー!」
惣兵衛「歌唄いが来て歌唄えと言うが 歌唄いくらい歌うまければ歌唄うが歌唄いくらい歌うまくないので歌唄わぬ」
三人 「歌唄いが来て歌唄えと言うが 歌唄いくらい歌うまければ歌唄うが歌唄いくらい歌うまくないので歌唄わぬ」
惣兵衛「よし!今日はこれまで!」
三人 「ありがとうございました!」 

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